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概要記録(桜地区) つくば市 | 市民ワークショップの活動報告

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つくば市自治基本条例「桜地区で話そう会」

《概要記録》

平成23年6月5日(日)13: 30∼15: 30

桜総合体育館 会議室

◆ テーマ:身近な地域から“ 自治” について考えよう

:自治基本条例って何だろう?

1.はじめに

○ 開会

○ 副市長あいさつ

副市長:自治基本条例については16名の市民ワーキングチームの皆さんに回を重ねて議論し

ていただいている。また、多くの市民の皆様と今回のようなワークショップで自治基本

条例の必要性などについてご議論いただいている。

・自治基本条例は、全国で多くの自治体が制定しているが、決まった形があるわけでなく、

他の事例を参考にするのを第一にするのでなく、皆様の問題意識から将来のまちづくり

のあり方を考えていきたい。ワークショップでは、ぜひ忌憚のないご意見をよろしくお

願いしたい。

○ つくば市の自治基本条例づくりと今回の「桜地区で話そう会」について

今井:(パワーポイント、資料を用いて条例づくりの概要と今回の進め方について説明)

2.グループで話そう

(1)身近な地域から“ 自治” について考えよう ∼日頃の活動や震災の経験から

○ 話題提供

今井:これからの話し合いのヒントになりそうな話を市民WT委員さんにお願いしたい。①日

頃、地域にどんな関わりをしていますか?②震災を経験して、身近な地域について何か

思ったことはありますか?

市民WT委員:私は17年くらい前に中国から日本に来て、1998 年からつくば市に住んでいる。

最初、公務員宿舎にいたが、前住んでいた広島よりも人の関わりが少なく、最初は淋し

い思いをしていた。その後、周りはほとんどつくば市が地元でなく、よそから来た人だ

と分かった。みんな同じようにまわりに慣れずに淋しい思いをしているのではと思い、

声をかけられるのを待つのでなく、こちらから積極的に声をかけるようになった。地域

の公民館で料理教室に参加したり、自分で英語教室を開いたりすることで、たくさん友

達ができ、日本語も上達したし、今は家族みんながつくばになじんだ生活をしている。

・今、科学技術国際交流センターで外国人のお世話をする仕事をしている。東日本大震災

と原発事故では、正確な情報が分からず、帰国して避難する外国人が多かった。半分以

上の外国人が一時出国した研究所もあったと聞く。日頃、地域とつながりがあれば、も

っと情報が入っただろうし、こんなに混乱することもなかったと思う。中には、日本に

戻ってきたら仕事を失っていた人もいた。

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ればと思う。

市民WT委員:筑波大学大学院2年。地域への関わりというと、春日に住んでいて周りは学生

が多いので、地域とのつながりよりも学生同士の方が強い。それを強く感じたのが震災

の時。地震の時は大学の構内にいた。建物が危険で使えない状況の中、学生同士で助け

合うしかなかった。例えば、実家が農家の学生に米をもらったり、家に泊めてもらって

ご飯も食べさせてもらったり、東京に就職活動に行った学生がみんなの必要なものを買

って帰ったりした。学生同士でいかにつながっていくかが、筑波大学周辺の地区の状況

だった。

・しかし、学生だけが住んでいるだけではない。大家さんに会えばあいさつする程度で、

それ以上の関わりはない。学生は4年、6年で入れ替わるが、それでも、地元の人達と

つながることの必要性も最近は感じるようになってきた。

○ グループで話し合い

(かんたんな自己紹介をして、約30分間、グループで話し合い)

(2)自治基本条例って何だろう? ∼つくば市全体にも目を向けながら

○ 話題提供

今井:(市民WTのこれまでの主な検討成果について紹介… 仮の骨組み、頭と背骨)

・次の話し合いのテーマに関する話題提供として、これまで市民WTで話し合ってきたこ

とや、「自治基本条例とは、こういうものではないか」ということについて、市民WT委

員さんのお話を聞いてみたい。

市民WT委員:市民WTで話し合っているが、自治基本条例のお手本のようなものや、よその

まちの条例は見ていない。白紙の状態から「自治基本条例って何だろう?」という時、

「自治」って誰がやるの?と考えると、行政や議会がしてくれるとかいうことではなく、

私達一人ひとりがつくっていく、自分達のものだということだと考えるようになった。

・私は名古屋から来て最初はひとりぼっちだったが、昔からのつくばの方や色んな方と知

り合って、今はつくばが大好きだが、つくばは、色々な地域から来た方や学生さんや外

国の方など、色んな人がいるところ。また、万葉からの古い文化があったり、最先端の

ものも混じり合った可能性のあるところだと思う。こういうつくばを、私達の力で、も

っともっと良いふるさとにしていくには、どうしたらいいか?それをみんなで考えるの

が、自治基本条例の一番大切なところだと思う。

○ グループで話し合い

(約30分間、グループで話し合い)

3.全体でグループの発表

○ 各グループの発表(発表順)

【1グループ】

・区会連合会の会長がいらっしゃって、コミュニケーションの重要性ということから話を

(3)

がいると親同士がつながる、イベントをやろう、などという話をした。

・そうこう話していて、ここは自治基本条例の話し合いの場なのでは?という話が出て、

「市民が市の方向性を決めるものなのではないか」、難しいことは分からないが、そうい

うものなのだろうとなった。市民の声が上がりやすいシステムとか、計画段階から市民

が参加するとか。福祉団体に勤めているが、駅前にスロープもエレベーターも無く、車

椅子が上れなかったりする。それでは困る人がいることが分かっているなら、そういう

人に話を聞いてからつくるようにしよう、ということ。

・また、市の方向性を決めるものなのだから、これに逆らうような条例をつくってはいけ

ないという話にもなった。行政の限界もあるだろうから、市民協働で大きな仕事をして

いける方がいいだろう。市民の活動を支援するという形をとり、市民と行政が一緒に大

きな夢を形にしようじゃないか。明るい方向に行こうじゃないか、ということでまとま

った。明るいというと、街灯が暗いという話もあった。

・そういう具体的な話では、市民活動センターがあちこちにあればとか、交流センターが

無料で使えたら、といった話もあった。

【2グループ】

・正直、話が多岐にわたり、うまくまとまらなかった。どんなことを話し合ったか、順を

追ってお話ししたい。

・地域でどんなことをやっているかという話では、草刈り、地震の時の水道管の補修、防

犯パトロール。また、防災マニュアルをつくろう、災害時の連絡体制をつくろう、携帯

メールで地域情報を流したい、という話もあった。

・大きく言えば、人と人のつながりが大事であるということ。そのためには何か会が必要

ということで、区会が重要。住民同士のネットワーク。

・みんなで共通の認識を持つことが大事だという話もあった。

・条例をつくる前に、つくば市の条例にはどんなものがあるか、つくば市のイメージとは?

という話もした。PRが下手とか。しかし、イメージだけではだめなので、共通認識を

つくりながら、つくば市の成り立ちも考えようということで、つくば市市民憲章という

のがあるので、それも見ないとという話も出た。

・今はフリーディスカッションという形だが、話が進んでいく中でテーマを絞って深い議

論をしていった方がいいと思う。また、条例をつくってどうなるか、ということも大事

だと思う。

・他には、もっと話し合える場が必要とか、市民がもっと行政に関われるようにといった

意見や、市民参加のポイント制をつくってはどうかというアイデアも出た。小学生や中

学生も参加したり、参加する人の幅も広がったりするのでは。

【3グループ】

・まず、地域の課題については、街灯が少なく暗いという話が出た。これについても、今

どのくらいあって予算がいくらかかってという情報があれば、地域で考えられるのでは

という意見もあった。防災、交通機関などについても意見が出た。防災については、地

(4)

・地域課題を誰が解決するかということでは、地域の当事者が解決するのが良いと思う。

行政は市民の味方であり支援者というあり方なのではないか。

・また、地域には、色々な団体があるが、それらの横のつながりが大事なのではないか。

そのためには、あまり区長が交代しない方がいいのではという意見もあった。輪番制に

なっているところも多い。地域のことがよく分かった方が力を発揮していると思う。

・地域課題というのが、私達にとっては一番分かりやすい。それを解決していくのに、自

治基本条例が活きてくるのではないか。まだみんなの頭の中に「自治基本条例とはこう

いうものだ」というのがないので難しいが、みんなの課題を解決する仕組みがこの条例

なのではないか。

【4グループ】

・地域のつながりが大事だろう。ご近所のあいさつ、地域での安心安全、防犯など。

・自治基本条例はさておき、現実的なテーマを考えた時、誰かの要望があったとして、そ

ういう個人の意見が通っていくのだろうか?という疑問が湧いた。まずは自治会とか、

市民の中で話をして、まとめようという話になった。その一方で、個人の意見も届くよ

うなルートがあることも大事だろうという話もあった。

・現実的な問題に対して、色んな意見を交わす場所も必要で、そうなると、個人個人のネ

ットワークは公的にはなかなか機能しない。してもいけない。ある程度まとめて、色ん

な意見も混ざった安定的で質の高まった意見になると思う。「話し合えるつくば」であっ

て欲しい。そのためのシステムとして自治基本条例があればと思った。

・話し合う時に、色んな意見をシャットアウトしないで話し合える場所が必要だろう。施

設、場所が必要だろう。また、いつでも、誰でも、分かる情報が必要。行政運営のテー

マがある時、それをどこへ持っていくかということが分かりやすくなるよう、システム

化していく必要もあるだろう。

・小学生も意見を書いてくれたので読みたい。「みんなが明るくなる市をつくる」、「車のガ

ソリンをつかいすぎたりしないように、つくば市の環境をもっとよくしたい」、「市のじ

ゅうみんで、市のために、なにかやくだつ活どうをしたいです」

・大人も子どもから学びたい。

【5グループ】

・震災をきっかけにしてネットワークづくりの必要性を感じたという話があった。グルー

プに大きな被害を受けた人はいなかったが、つくば市からの情報をツイッターに頼った

とか、高齢者にはツイッターは使えないので他の方法が必要といったこと。また、区会

だけでなく、学校や職場など、様々なネットワークを活かす必要があるという話が出た。

・2つめは、つくば市に住みたいと思うようなビジョンを掲げるのはどうかという話。最

近、つくば市に定住する方が増えてきているようだが、住んで楽しいという要素がある

のではないか、それを打ち出していけばよいのでは、という話が出た。自治基本条例で、

ビジョンそのものを打ち出すのか、そのビジョンを決める仕組みをつくるのか、という

ことはあるが。

(5)

参加でやっていく仕組み、情報公開など、市民の声を活かす仕組みが必要ということで

まとまった。

【6グループ】

・つくば市はその成り立ちから、非常に多様なところである。住んでいる人も地域も。問

題点も地域によってだいぶ違う。

・問題点としては、コミュニケーションがだんだんなくなってきつつあること。各地域に

区があるが、区会と市の関係が必ずしもうまく機能していない。

・大事なことは、地域の顔のつながり、子どもと大人のあいさつ、地震の時もそうだった

が弱者に対する思いやり。他の班でも出たが、区長が1年交替というのはどうかという

意見もあった。

・自治基本条例とは、ということでは、あまりはっきりイメージが持てない。条例の体系

の中でどういう位置づけになるのか。また、自治基本条例というのは本当に必要なのか、

ないとやっていけないのか、という話もあった。

・色々多様なつくば市の中では、共通項というものを大事にしていく必要があるだろう。

自治基本条例とは、そういうものを位置づけるものでもあるのではないか。

○ 小学生にインタビュー(参加した感想など)

K君:いい会議だったと思います。

S君:今回の震災で、人と人のコミュニケーションは大切だと思いました。

○ 副市長よりコメント

副市長:各テーブルをまわらせていただいたが、会場設営の問題もあり、話が聞き取りにくく、

申し訳なかった。今後もこういう機会をつくりたいので、ご参加いただけるようお願い

します。

区会連合会長:区会の話があったので、区会についてお話ししたい。区会に入っている世帯は

54%。入るのは自由意思。区会が何をやっているかというと、回覧板をまわすこと、

まちのイベントへの協力、ゴミ拾いなど、色々なことをやっている。区会に入らなくて

も税金を払っていれば、市はゴミも回収してくれるし、入らないという人もいる。しか

し大事なのは、今日の話にも出ている地域の人との交流・コミュニケーション。仲間づ

くり、地域の和というものを考えていく必要がある。

・例えば、防犯灯とか、伸びすぎた木の問題、自転車泥棒が多いという問題がある。皆さ

んのご尽力でまちをつくるには、区会を通して意見を反映したり、大きな問題は区長を

通して市に持っていく方がよい。みんなの意見を集約した方がよい。

・お願いしたいのは、沢山の人に区会に入っていただき、普段からの仲間づくりの呼びか

けをしていただきたい。桜地区では、11, 250 人くらいでだんだん増えているが、皆さん

のご協力をお願いしたい。

・防犯自警団連絡協議会の会長もしている。自警団は悪い人を捕まえる権限はない。週3

(6)

での呼びかけを行っている。防犯についてのご理解もお願いしたい。すべて市民のボラ

ンティアでやっている。

副市長:今、区会の話があった。市にたくさんの要望が寄せられるが、区会からくるものは地

域で調整のついたものとして理解している。また、今回の震災の翌日、市職員が2人1

組で全区長のところにうかがい、状況を聞いてまわった。区長は地域のことを把握して

いるという認識。我々も非常に頼りにしている。

4.おわりに

○ 事務連絡など

事務局:今日は大変活発な意見交換の場となった。会議室が皆さんの盛り上がりに耐えられな

かったのは、反映するところ。皆さんのご意見は骨子案づくりに活用させていただく。

今後もいろいろな機会を設けたいと思うので、ご参加をお願いしたい。

参照

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